2009年5月25日月曜日

neocomplcacheとvimshellの更新

neocomplcacheとvimshellが同時にバージョンアップしました。
http://github.com/Shougo/neocomplcache/tree/v2.56
http://github.com/Shougo/vimshell/tree/v5.11

neocomplcacheの改良点はファイル名補完を自前実装したことです。
詳しくはpresenを参照して欲しいのですが、Quick Matchや-によるワイルドカードが動作します。しかも、ちらつきません。
もとはというと、vimshellで自動補完するために実装しました。



vimshellの改良点は、presenを修正したのと、iexeコマンドや&によるバックグラウンド実行に対応したことです。まだ不安定ですが、"iexe irb&"のようにして実行することで、インタプリタをVim内で動作させることが出来ます。
この新機能を使用するには、proc.dll(Windowsの場合。vimprocに付属)もしくはproc.so(MacやLinuxの場合。vimprocのソースをコンパイルする必要があります)をautoloadディレクトリにインストールしておく必要があります。
ちなみに、neocomplcacheの新しいファイル名補完にも対応しました。neocomplcacheを有効化していれば、でファイル名補完が呼び出せます。

それでは良いVim lifeをお過ごしください。
Happy Vimming!

2009年5月19日火曜日

vimshellが非同期実行できるようになった

vimshellがvimshのように、非同期実行できるようになりました。
実装が適当でバグだらけなので、まだリリースできそうにはありませんが、これで:shellを使わなくても、
irbやpythonコマンドを実行できます。

証拠写真はこちら。

neocomplcache Ver.2.55

neocomplcache Ver.2.55をgithubにアップロードしました。
http://github.com/Shougo/neocomplcache/tree/v2.55
今回はキャッシュをg:NeoComplCache_TemporaryDirに書き出すようになってます。
デフォルトでは'~/.neocon'です。
よって、二回目の読み込みは圧倒的に高速化します。
ヘルプやpresenも更新しました。ただし、プラグインマニュアルはまだ工事中です。

バグがあるかもしれないので、問題があったらお知らせください。

2009年5月18日月曜日

neocomplcache Ver.2.52

さすがに三週間も放置しているわけにはいかないので更新します。

本日neocomplcache Ver.2.52をリリースしました。
今回は久しぶりの安定版なので、githubとvim.orgの両方においてあります。
http://github.com/Shougo/neocomplcache/tree/v2.52
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=2620

Ver.2.51->Ver.2.52の変更点は、ほぼバグ修正なので特筆すべきことはありません。
Ver.2.5xを使っている人はアップデートを推奨します。

Ver.2.4x->Ver.2.5xの変更点は多岐にわたります。
具体的には、バッファを開くときにバッファ全体をキャッシュするようになりました。
以前より少し重くなりますが、常にキャッシュが100%となるので、
Vim標準のキーワード補完を呼び出す必要がなくなります。
よって、キーワード補完関連のオプションは廃止されました。

rank計算も遅延させるようになったので、大きなバッファではポップアップが出てくるのが早くなっていることでしょう。

現在はVer.2.55を開発中です。
これはキャッシュをファイルに書き出すことで、高速化を図っています。
まだ完全には安定していないのですが、もうすぐgithubに上げます。
リリースされれば、まさしく「究極の自動補完」となることでしょう。

今後はドキュメントの充実を図っていきたいです。
特にプラグイン作成マニュアルや英語マニュアルが急務です。
最近外国の方のwatcherが増えてきているので、そこは何とかしないといけません。