2011年3月20日日曜日

魔法Vim少女 えでぃか☆エディタ

2011年4月22日追記:元ネタである、「魔法少女まどか☆マギカ」が無事最終回を迎えたため、記念としてアップデートしました。魔法Vim少女の設定を追加したため、人物の名前を改変。

※:元ネタはlingrでのやりとりです。しかし、改変をしたり、新たな設定を付け加えています。
ついカッとなってやったが、満足している。

大本のネタである、「魔法少女まどか☆マギカ」についてはこちらを参照してください(Wikipediaへのリンクです)。


『魔法Vim少女 えでぃか☆エディタ』(まほうびむしょうじょ えでぃかえでぃた)は架空のテレビアニメ作品。20XX年1月より放送……されることはない。

あらすじ



三度の食事よりVimが大好きな、普通の中学2年生の「えでぃか」は、ある日不思議な夢を見る。そこは少女がコーディング能力を競ってエディタ戦争を行う異世界。その少女の戦いを目撃する自分と、謎の猿の生物に「僕と契約して魔法Vim少女になってほしい」と告げられる夢であった。翌朝、転校してきたのはなんと夢で見た美少女のゆなだった。ゆなは、えでぃかに「魔法Vim少女になってはならない」と警告する。

放課後、親友の「ねおこ」とPCショップへ行ったえでぃかは謎の声に呼ばれ、ビルの一角へ迷い込む。そこで見たものは夢の中で見た生物ジンべえの傷ついた姿と、それを殺そうとするふぁらの姿だった。えでぃかとねおこは戸惑いつつも、当たり前の優しさからジンべえを助けるが、直後に今度は本当に異世界へ迷い込んでしまう。エディタ使いの信者と称される化物達に囲まれた2人を救ったのは、同じ中学の3年生でジンべえと契約した魔法Vim少女の「ふぁみ」先輩だった。事後、改めてジンべえに「魔法Vim少女になってほしい」と告げられたえでぃかとねおこは、思いがけない好機に興奮する。だが、それは2人が直面する様々な苦難の始まりであった。

各話リスト


サブタイトルは各話の登場人物の台詞から取られている。

第1話 あのプラグインにもあった、ような・・・・・
第2話 Vimスクリプトで制御できるなら、それはとっても嬉しいなって
第3話 もう何も恐くない
第4話 neocomplcacheも、uniteも、あるんだよ
第5話 非同期なんて、あるわけない
第6話 こんなの絶対おかしいよ
第7話 本当のVimと向き合えますか?
第8話 あたしって、ほんとバカ
第9話 そんなの、あたしが許さない
第10話 もう標準機能には頼らない
第11話 最後に残った道しるべ
第12話(最終回) わたしの、最高のプラグイン

解説


あのプラグインにもあった、ような・・・・・:
似たような関数があらゆるプラグインで再実装されている際に、皆が思う一言。Vimスクリプトの標準関数が貧弱なことによる車輪の再発明である。素直にvital.vimを使いたいものだ。

Vimスクリプトで制御できるなら、それはとっても嬉しいなって:
すべてがVimスクリプトで制御できたら、Emacsのようにもっと何でもできるのだが……。残念ながら、現実はそう甘くない。Vimスクリプトに慣れてきた中級者はその現実に打ちのめされることとなる。

もう何も恐くない:
Vimに慣れてきた人たちがついつい思ってしまうこと。本当に怖いのは、「Vimは何でもできる」と極めすぎる一部の人たち(へんたい)の執念なのかもしれない……。Vimのみで複雑なことをするためには、それ相応の苦労が必要である。

neocomplcacheも、uniteも、あるんだよ:
最近のVimには、neocomplcacheもuniteもあるんだよ! まだまだ進化するよ!

非同期なんてあるわけない:
Vimで非同期通信は不可能と思われていたが、実際にできてしまった。ただし、ライブラリのコンパイルが必要である。

こんなの絶対おかしいよ:
Vimの仕様や魔界村のソースコードに対して皆が思う感想。

本当のVimと向き合えますか?:
魔界村のVimソースコードにきちんと向き合えるか、ということを表す。これができるかどうかが、Vim上級者への分かれ道なのかもしれない……。

あたしって、ほんとバカ:
Vimからでない生活が続くたび、時々自虐的に思うこと。あまりにもVimにこだわりすぎることは逆に生産性を落としているのではないか? しかし、やめられないのである。

そんなの、あたしが許さない:
「VimがXXXできないなんて、そんなの、あたしが許さない。すぐに実装してしまうよ!」ということ。
こういう思考が日常になってしまうと、危ない。

もう標準機能には頼らない:
Vimの標準機能には頼らず、機能を独自に実装することを決意したということを表す。標準機能はほとんどカスタマイズできないからである。

最後に残った道しるべ:
Vimへの信仰心が失われたソウルジェムは、魔法Vim少女を取り込み「信者」へと変化する。
この最悪のシステムに、疑心暗鬼へと陥る魔法Vim少女達。
最強の信者達が集う「ワルマックスの夜」を前に、残ったのはゆなとえでぃかの二人だけであった。
果たして、Vimには未来がないのか? この世界はジンべぇの思惑通りになってしまうのだろうか。

わたしの、最高のプラグイン:
ゆなは一人魔法Vim少女となって戦うが、「ワルマックスの夜」は予想以上の強さであった。
彼女でさえも絶望しそうとなったその時、一人の少女の願いが明かされる。
魔法Vim少女 完結。

魔法Vim少女一覧


魔法Vim少女たちは、「プラグイン」と呼ばれる魔法兵装を身につけ、日夜信者達と戦っている。
ここでは魔法Vim少女達の能力について解説する。

えでぃか:まだ魔法Vim少女となっていないため、その力は未知数であるが、ジンべぇからは「最強の魔法Vim少女の素質を持っている」と言われる。

ねおこ:プラグイン名「ネオコン」。高速補完により、相手にキーワードの羅列をたたき込む戦法が得意。

くらん:ふぁみの敗北により、他の地域よりやってきた魔法Vim少女。いつも何かのスクリプトを書いている。プラグイン名「クイックラン」。記述したスクリプトを瞬時に実体化させ、戦わせることができる。

ふぁみ:先輩の魔法Vim少女。プラグイン名「ビムファイラー」。ファイルを変化させた、トリッキーな戦法を得意とする。

ゆな:プラグイン名「ユナイト」。本人の基本能力は最低。ただし、sourceを抽出した他の魔法Vim少女の能力を使用することができるという、ある意味最強の能力を持つ。

Vimの魔法

元ネタはこちら

こんにちは
こんにTwitVim
ありがとう
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こんばんは
こんbufexplorer
さようなら
さよNERD_tree
まほうのエディタ
たのしいプラグインが
ポポポポーン

おはよう
hatena-vim
いただきます
いただきまsmartchr
いってきます
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おやすみなさい
おやすmigemo
すてきなエディタ
ゆかいなプラグインが
ポポポポーン

こんにちは
こんにTwitVim
ありがとう
ありがtaglist

あいさつするたび
プラグインふえるね




※:久しぶりに、ついカッとなってやった。反省はまだしていない。
ちなみに、プラグインの選定は語呂がよいものを適当に当てはめただけです。特に他意はありません。

補足:
「あいさつするたびプラグインが増える」とは、日に日にVimのプラグインが増殖していることを暗示しています。