※:この投稿にはネタが大量に含まれています。ネタをネタと分かる人だけが読んでください。実在する人物・団体・テキストエディタ・アニメとは一切の関係がございません。
追記:エディタアニメというのは筆者の脳内電波で絶賛配信中のテキストエディタを主役にしたアニメーションのことです。テキストエディタに対する妄想力の高い人にしか見ることができません。
我が名は暗黒美夢王(ダークビムマスター)。
Shougo? 誰だそれは。我が名は暗黒美夢王、以下略。
もう新年が始まってしばらく経つわけだが、昨年は話題のエディタアニメが目白押しであった。これは Vim Advent Calendar であるし、Vim を中心に話題となったエディタアニメのストーリーをおさらいしておくことにしよう。
まず紹介するのは「ビム・アート・オンライン」である。通称 ビマーオンラインと呼ばれている。Vim の戦闘力 1000 万を越えなければ死、という奇抜な設定で話題をかっさらった。Vim の世界に入り込む、というのはこれまでなかったので私にとっても新鮮であった。
主人公は実は Vim の経験者=(ビーマー)で、高い戦闘力で勝ち進んでいくが、物語中では幾度の挫折を繰り返すこととなるのだ。
「俺は .vimrc が少ない」.vimrc が少ない残念系 Vimmer が寄り集まって部活動を始めるという話だ。残念系と銘打っておきながら、早々に Vim 充展開となるのはなんともいえないところ。タイトル詐欺ではないだろうか。まぁ、根っからの Vim 充である私には縁がない話である。
「エディカツ!」これはいわゆるエディ活、婚活のエディタ版における悲喜交々を描いたアニメである。私は伴侶となるエディタが早々に決まってしまったので、あまりチェックしていない。おそらく、伴侶となるエディタが決まっていない者には得るものがあるはずだ。
「テキストエディタだけど、愛があれば関係ないよね!」 ヒロインはとあるプログラマに恋するテキストエディタ。彼のハートを射止めるがために、数々の事件を巻き起こすエディタコメディ(エディコメ)である。テキストエディタとプログラマという、種族を越えた愛が見所。
「織田美夢長の野望」時は戦国エディタ時代、エディタ統一を目指す織田美夢長(おだ びむなが)が激しい争いを繰り広げるという戦国ファンタジーアニメである。私としては Vim が数多のエディタを打ち破り、天下を統一できるのかどうかに注目をしている。
「美夢二病だけど恋したい」世間では、Vim に関して痛い人々を美夢二病と呼ぶらしい。元美夢二病患者の主人公と現役美夢二病患者のヒロインがおりなすエディタコメディだ。主人公の必殺技「闇のエディタに抱かれて消えろ!」はこれからも人々に語り継がれていくことだろう。
ん? そういえば、何か忘れていたような……。
そうだ。究極のエディタ系アニメと名高い「編集王 バトルエディターズ」の告知をしなければならないのだった。
このアニメは主人公が色々なエディタと対決し、友情を育み、しまいにはなぜか世界を救ってしまうという、美夢二病好きにはたまらない作品となっている。
今回は特別に OP 部分だけをダイジェストでお見せすることにしよう。
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※:この物語はフィクションです。実在する人物・団体・テキストエディタ・プラグインとは一切の関係がございません。
時はエディタ歴 2XXX 年、プログラミングの自動化技術の発達により、プログラマという職業は絶滅の危機に瀕していた。
プログラマと一心同体となり発展を続けていたテキストエディタは滅んでしまう、かと思われた。
しかし、テキストエディタは皆が楽しめるスポーツとして独自の進化を遂げる。
これはテキストエディタを極めることに命を掛ける、少年少女たちの物語である……。
僕の名前は威武川修(いぶかわ しゅう)。テキストエディタを専門に学べるエディタアカデミアに通う、普通の高校生だ。
ちょっと普通と違うところといえば、みんなより Vim に興味があるってことカナー。
Vim、それは千年エディタ。一時は世界一のユーザ数を誇っていたらしいんだけど、あまりのソースコードの複雑さによってメンテナンスができなくなり、滅んでしまったと伝えられている。もう Vim のバイナリもソースコードも残っていないらしい。僕はじっちゃんから受け継いだこの vi を使って、きっと千年エディタの秘密を解き明かしてみせるんだ。
「修、何をぶつくさ呟いているんだ?」
「うわわわ……」
この人は派戸能人(はど のうと)君。notepad 使いなんだ。僕とは別のクラスなのに、最近よく絡んでくるんだよね。
彼によると、僕は Vim の継承者がどうとかこうとかいうらしいんだけど、よく分からない。
「今月号のエディマガ見たか?」
「あ、見てないや」
「今回は Sublime Text 特集だってさ」
「Sublime Text? 知らないエディタだね」
「雑誌が特集するくらいだからな。最近使用者増えているらしいぜ」
「こらこら、席に付けーー」
この人は海(かい)先生。vi/Vim 系のエディタを使う人が集まる V(ブイ) 組の担任だ。先生も昔は vi 系のエディタを使いこなしていたらしい。
「今日は転校生を紹介する。Sublime Text 使いの差部来夢さんだ」
「よろしくお願いします」
「なんで、Sublime Text 使いが V 組に?」
「いろいろあってな……」
(買収だ……ざわざわ)
「私こそが Vim の後継者。Sublime Text こそが Vim をも越えるエディタなのです」
「この人は何を言っているんだ。かかわり合いにならないようにしよう……うっ!」
「人にはエディタ選択の自由がある。お前が何のエディタを使用しても構わない。だが、『Vim の後継者』との主張には異議を唱えさせてもらおう」
「あなたが修ですわね? どちらが Vim の後継者に相応わしいか勝負です!」
「良いだろう、受けてたつ」
「キーボード セット!」
「エディタ 実行!」
「AR モニター リンク完了!」
「「エディット!」」
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作者のメモ:「プラグイン作成の合間に執筆するのに疲れた。ストーリーは固まっているのだけどエディタを戦わせるのが難しいので、誰か代わりに考えてください」 これはひどい。
ちなみに、この先の物語はこういう展開になるらしい。
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※:ここより先は、作者の妄想が多分に含まれています
「俺の名は楠崎遠馬(くすざき えんま)。Emacs エディタを受け継ぎし者だ。この俺と勝負しろ!」
「俺は本当に Vim 使いなのか……」
「威武川、我々とタッグエディットで勝負だ!」
「Vim と Emacs、二つのエディタが混じわるとき、新たなエディタが召喚される!」
「その名は、Vimacs!」
「いや、EmacVisだ」
「それはどっちでもいいだろ」
「「よくない!」」
「創造者(クリエータ)、この時代に存在していただなんて……。もはや無敵じゃないか」
「お前は人がテキストエディタを好きになる気持ちを考えたことがあるか?」
「編集された部分が痛む。まさか、これは闇のエディット!?」
「エディタを道具だと思っているお前に、この俺が負けるはずがない!」
「ならば、お前にとってエディタとは何だ?」
「家族だ!」
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なんという無謀、だがそこが評価できるところであるな。さて最後に私の Vim 勇伝を……うわなにをする、やめ
追記:2013 年のエディタアニメは「俺の彼女とテキストエディタが修羅場すぎる」に期待しています。
(完?)
次回は basyura さんです。よろしくお願いします。
後書き:
今回の Advent Calendar は気付いたらこうなった。
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