これなかったVim使いもたくさんいると思うので、詳細について詳しく書きたいと思います。
Highlights of Vim 7.3 by kana
最近リリースされたばかりのVim 7.3の新機能についてkanaさんから解説がありました。
Vim 7.3は日本語情報が少ないので貴重ですね。
Persistent undo
アンドゥ情報の保存をする機能。有効にするためには、set undofileを.vimrcに追加する。デフォルトでは開いているファイルと同じ場所に保存するが、別の場所にすることも可能。
Conceal text
マーカーなどを隠す機能。前からパッチは存在していたが、ようやく本体に取り込まれた。
texのシンタックスファイルも対応していて、対応する記号を変換したりできる。
これを利用すれば、Haskellのlambdaも置き換えたりできる。やってみたが微妙だったらしい。
relative number
「私はいらない」とはkanaさんの談。たしかに番号が気持ち悪い。jやkをcount付きで移動するときには便利なのかな。
colorcolumn
人によっては欲しいらしい。カラムをハイライトできる機能。複数のカラムもハイライトでき、相対的にも設定できる。
その他
gettabvar(), undotree(), など。みなさんVim 7.3を使いましょう! という内容でした。
neocomplcacheで実現する究極補完環境 by ShougoMatsu
私の発表。内容はneocomplcacheについてで、スライドを見た方が早いと思います。
neocomplcacheで実現する究極補完環境
時間が余ったので、unite.vimやvimshell, vimfilerをデモしたりしました。が、かなりグダグダになってしまった。
Yokohama.vim by guyon
内容はスライドが公開されているので、それを見たほうが……。
Yokohama.vimの宣伝もありました。私は参加する予定。unite.vimの宣伝ができるといいなぁ。
ぼくがEmacsからVimに乗り換えた3つの理由 by _shimada
Railsのエンジニア。ジュンク堂に本が売っているらしい。Emacs歴は10年以上だが、左小指が限界になってVimに移行。左肩までダメージがくるようになったそうです。リアルでそういう人がいるんですね……。
rails.vim, surround.vim, snipMateを使っているそうです。
苦労したこと
サーバに入ると素のviが使えない
S式が使えない
Vimの中でEval bufferする方法がない
→quickrun, vimshellを勧めておきました。
vi怖い by nanki
sudo viしてファイルを壊してしまったという恐怖の体験談。compatible modeこわいです。
nankiさんはObjective-Jのオムニ補完を書いたらしいので、それの紹介もありました。
ちなみに、neocomplcacheはObjective-J対応を果たしました。
gdgd Q & A
LTも終わると、あとは質疑応答と私とkanaさんが適当にデモをやったりしました。が、さすがにそれでも長すぎた……。
まとめ
kanaさんを始めとする色んなVimmerと会えて、面白かったです。自分のプラグインの宣伝もできたし:-P。ちなみに、隣の席がbasyuraさんだったので驚きました。
ku.vimの読み方は「くー」らしいです。ちなみにkanaさんは現在Vim scriptを書いていないらしく、ku Ver.0.30のリリースは期待できなさそう。
やはりunite.vimを頑張るしかないのかな。
Vim Kaigiは最初50人くらいいて、Emacs部屋から椅子を借りてくるなど、「どうしてこうなった!」状態でしたが、3時間後にはメンバーが三人になり、強制撤収となりました。