ちなみに、私は去年の「Vimの流儀」号とこちらの「Emacs活用∞」しかWEB+DB PRESSを購入したことがありません。どんだけエディタに毒されているんだ、私は……。
では、それぞれの項目について簡単な紹介とレビューをしておきます。
Emacsの世界へようこそ
この章はEmacsの紹介が主です。キーボード配列の変更という、初心者には敷居が高い設定も含まれます。
最初に知っておきたい基礎知識
Emacsのインストール方法と、設定ファイルのディレクトリ構成、基本的なキーバインドの紹介です。
よくある解説が続くので、熟練者には物足りないでしょう。
自分好みにカスタマイズするためのポイント
Elispのインストール方法、auto-installの紹介です。簡単なカスタマイズについても触れられています。
導入必須の便利な拡張機能
各種プラグインの紹介です。解説はかなり駆け足。やはりページ数が足りなかったようです。
Emacsの操作性に革命を起こす「Anything」
この特集のメインだと思われる、anything.elの紹介。anything.elのインストール方法以外に、設定やコマンドの定義方法も載っています。
が、こちらもページ数が足りないのか、「anything.elのソースを作成する」までは触れていません。
思考を即コード化する開発環境
開発に役立つ拡張機能の紹介です。私が知っているような有名所が多かったですね。最後にEmacsコミュニティについて若干触れています。
この特集を読んで、Emacsの開発に協力できるような人が増えるといいですね。
まとめ
本特集は基礎知識を高めることに重点を置いているようです。
Emacsテクニックバイブルでは基礎知識をかなり省いて、プラグインの紹介を重視しているため、
この特集を読んでから、Emacsテクニックバイブルを読むのがよいでしょう。
残念だったのは解説がかなり駆け足だったのと、Emacs lispについてはほとんど触れられていなかったこと。
るびきちさんがEmacs lisp解説本の構想を練っているようなので、そちらに期待したいです。
あとはSoftware Design誌に連載されている、「Emacsのトラノマキ」がいつ単行本化するのかが気になっています。
なぜか最近勢いにのっているEmacs陣営。これはVimも負けていられませんね。
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